バイクやスクーターのバッテリーがすぐに上がってしまう場合はどこかでショートしています。まずはバッテリーのリーク電流を測定してみましょう。そしてリークしていない場合は充電系の点検を行ってみましょう。

バッテリーの点検~電圧の確認




 

バッテリー上がりの原因の特定

電流の測定●リークしていないか?
(イグニッションOFF時の電流の点検)

イグニッションがOFFの状態で電流が流れているはずはありません。

電流が流れていれば、それはリークの証拠です。まずはリークがあるかどうかを調べ、リークがある場合をそこを縛りこんでいきます。

バッテリーのマイナス端子にテスターのマイナスを接続し、バッテリー接続ケーブルにテスターのプラス端子を当てます。

規定値 1mA以下です。(1mA以上であればリークしています。)

●測定時の留意点

・電流計を接続する時は、リーク電流が大きい場合があるので、最初は高いレンジにする事。
・測定中に、イグニッションスイッチをONにしない事。
・測定中に、トランクを開かない事。


電圧の点検●充電しているか?
(充電電圧の点検)

エンジンを始動させ、ヘッドライトを上向きにして、5,000回転を保ちます。

・この状態でバッテリーのプラス・マイナス電圧を測定します。

規定値(13.5~15V/5,000rpm)
※但しバッテリ充電電圧はバッテリが満充電の時に測定する事。

・電圧が13.5Vに満たない場合は充電装置の点検が必要です。